512 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 14:45
ようやく覚えたボーゲンでなんとか麓のレ
ストハウスまでたどり着き、ぼくは一息つ
いていた。
真理はそんなぼくの目の前で、雪をけたて
て鮮やかに止まった。
ゴーグルが粉雪まみれになって、何も見
えない。
「あは、透ったら、雪だるまみたい」
真理の笑い声が聞える。
ぼくはゴーグルをはずしながら、からだに
ついた雪を払い落とした。
A「どうせぼくは滑るより転がるほうが似
合ってますよ」
B「そ、そんなに太ったかな?」
→C「しずかにしろよ さけが まずくなる」
513 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 15:08
犯人は・・・・
A「ぼくだ
B「真理だ
C「しずかにしろよ さけが まずくなる
514 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 15:17
>>511
激しくワラタ
515 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 16:18
>>512-513
ワロタヨ
516 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 16:50
「これって叔母さんが作ってるの?」
チェーンソー後の楽園の時、ぼくは真理にたずねた。
「叔母さんは手伝ってるだけじゃないかな。塔が好き
なのは叔父さんの方。子供の頃から神になりたかっ
たんだって」
「ふうん」
「一旦は諦めてシルクハットになったんだけど、夢が
捨てられなかったのね。子供ができなかったことも
あって、脱帽して塔なんか作っちゃったわけ」
「・・・・・・でも、大変なんだろうな」
ぼくは感心した。
「そうでしょうね。でも、たまたまお祖父さん、
つまり、あたしのお母さんのお父さんなんだ
けど・・・・・・」
「うん」
「お祖父さんはこのあたりの世界をいくつも持
っててね。世界だけは始めからあったから、
そういう面での苦労はそんなになかったみ
たいなのよ」
517 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 16:56
「だから!今部屋に戻ったら、床にこんな
・・・・・・こんな物が・・・・・・!」
女の子達が震えながら、小林さんに小さな
紙切れを差し出した。
横からのぞき込むと、赤いマジックのよう
なもので、字が書きなぐってある。
『アェウクス』
518 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 17:05
香山「叔父さん、見習っときや。この人は、立派な人や。
ところで君・・・・・・就職はもう決まったんか」
透 「いえ、まだぼくは・・・・・・」
香山「まだか。まだやったらうち来んか。うちはええでー。
うちは実力主義やさかいな。二年目の人間が、十年目
よりようけ給料もろたり平気でしよる」
透 「そのかわり力のない奴は、いつまで経っても給料あがら
へんわけか!冗談じゃないぜ」
香山「下手にでればいい気になりおって!死ね!」
519 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 17:09
犯人は・・・・
A「ぼくだ!このペンションからてをひけ!
520 名前:NAME OVER 投稿日:02/05/24 17:21
「ぷはーっ。こういう寒い時に、部屋ん中を
あったこうして冷たいビールを飲むんが最
高のぜいたくや。そう思わんか?」
香山さんは、ニコニコしている。
「そうは思いませんね」
ぼくは逆らった。
「最高のぜいたくはやっぱりなんと言っても、
真夏にれいきをがんがんにかけてファイア
フラワーの肉を食べることですよ」
「いや、そら違うな。南極でフレア思いっきり
炊いて、アイスロブスターの肉食うこっちゃな」
「違いますね。塔19階でシェルターに入って
その中で・・・・・・」